業務用エアコンクリーニングの講習を受ける前に需要を知って開業・副業・起業の目安にしよう!メリットとデメリットで判断・比較する
業務用エアコンクリーニングの
需要はあるのか
(一社)防カビ技研の記事をご覧いただきありがとうございます。当研究所はエアコン洗浄技術講習を実施している社団法人です。
業務用エアコンクリーニングで事業拡大や独立開業・起業、または副業で検討している方はご覧ください。
業務用エアコンとは?
業務用エアコンは法人や個人経営者または行政施設が「業務中に使うエアコン」ということなので業務用エアコンと呼んでいます。
業務用エアコンは大型施設に設置された低圧電力を使う大型のエアコンで、建築物衛生法では空気を調節する機器に該当するので空調設備の一つです。
- 天井埋込式カセット型エアコン
- 天井吊り下げ型エアコン
- ビルドイン型エアコン
- 置き型エアコン
- 大型スポットエアコン
天井埋込式カセット型エアコンは「天カセエアコン」と言われていて、4方向・2方向・1方向という種類があります。
よって業務用エアコンは1種類ではなく数種類の形を指しているのです。
市場が変化している
エアコンクリーニング業者は年々増加傾向にあるので競争が激しい分野です。これには資格や免許が必要ないことが影響しているのでしょう。
ただし世間の事情は徐々に変化を見せています。
市場変化の一つの理由として2023年の医療施設で起きた細菌感染の肺炎が関係しています。
業務用エアコンの掃除を怠ったためドレンパンで危険なレジオネラ属菌が大量繁殖し、数名が感染したのち1名が死亡しました。
毎年各地で起こっていることなのですが、2023年は福岡県の旅館で基準値の3700倍という大事件が発生したことから医療施設の件も大々的に取り上げられました。
この大きな問題が各地で発生↗していることから、保健所が業務用エアコンまで指摘を開始したので多くの食品・医療法人が敏感になっているのです。
天井に設置された業務用エアコンの危険性についてはこちら↗をご覧ください。
家庭用エアコンクリーニングから法人向けエアコンクリーニングにシフトチェンジするときは菌を正しく除去する衛生管理の知識が必要になってきました。
しかし知識と方法さえ知っていれば超大型法人をお客様にすることができるのです。
市場は急拡大している
日本の住宅は「高断熱」「高気密」の方向に向かっています。「エアコンありき」の建築方法で新しい工法が生まれているのです。(欧米は違います)
つまり今後も新しい家が建てば必ずエアコンは設置されます。
エアコンクリーニング業者は幸運なことがあります。日本の住宅は欧米諸国と違って家の断熱性能が低いので、「夏は暑く」「冬は寒い」のです。
さらに日本は湿気大国なので高気密と同時に換気設備を整えなければ部屋中がカビだらけになります。
繰り返しとなりますが、今後もエアコンの設置数は増えて、エアコンのカビ問題も同時に増えるので、エアコンクリーニングの需要は高まるのです。
しかし需要よりも先に供給が増えすぎているので家庭向けエアコンクリーニングは1台6000円まで値下がりしています。
事業拡大や開業・副業について
厳しいことですが、今からエアコンクリーニング業界に参入しても、個人だけを相手にしていては月商30万円(税込)行かない可能性があります。
個人を相手にする場合は電気工事士を取得してエアコンの設置で経験を積んだ方が利益が出ます。時期ものなので年間およそ700~1,000万円ほどです。
よって今のビジネスに業務用エアコンクリーニングをプラスして、大型法人までターゲットを拡大すれば1名で年間売上1,500~2,000万円は狙えます。
しかしエアコンクリーニング業界に新規参入する場合、業務用エアコンからではなく、家庭用の壁掛けエアコンクリーニングからお勧めします。
数ある研修や講習で洗浄方法を学んでも、市場の動き・リスクとイレギュラー・洗浄以外に必要な道具・集客方法は事業をしてからでないと分かりません。
初めから食品スーパーの天カセエアコンを洗浄して破損させると「損害保険」ではカバーできないほどの事故を起こすおそれがあります。
業務用エアコンクリーニングは法人のお客様1件で500万円を超える売上を作れる可能性を秘めていますが、それまでは個人向けに知識・経験を積んだ方がいいでしょう。
すると初めて業務用エアコンクリーニングの重要性が下記のように理解できます。
毎年新しいお掃除機能付きエアコンの洗浄方法を学ばないといけない
家庭用エアコンのお掃除機能付きは毎年新しい機種が発売されます。家電メーカーも競争なので複雑な機能を追加せざるを得ません。
昔の家電カタログにはノーマルエアコンがたくさん載っていましたが、現在はほとんどがお掃除機能付きなので、あと数年もすればノーマルエアコンの受注自体が珍しくなるかもしれません。
また来年も新しい機種が発売されるので日々新機種と戦う必要があります。これが家庭用エアコンのデメリットです。
しかし業務用エアコンは耐久年数が長いので最新機種に出会うことは少なく、原材料が高騰しているのでなるべく機能を省いたものに人気が集中しています。
法人もコスト削減を視野にエアコンを購入するのでお掃除機能付き天カセエアコンはまだまだ出回っていません。
(法人の場合は、お掃除機能付きエアコンの洗浄費用・故障時の交換費用を視野に入れて検討をしているため)
また法人のお客様は一回の注文で数十台のエアコンクリーニングを依頼します。例えば工場なら各部屋と廊下に何台も設置されているからです。
当研究所の例では総合病院から年間200台ほどのエアコンクリーニングを受注したこともあります。平均は1施設あたり10台です。
このようなことから大型施設を持つ法人をお客様にすると年間の売上が簡単に1,000万円を超えます。
ハウスクリーニング系マッチングサイトの壁掛けエアコンクリーニングの単価を見ると6,000~10,000円であり、一戸建て住宅に付いているエアコンの台数は平均3台です。
よって業務用エアコンクリーニングは事業拡大の第一歩と言えるでしょう。
事業拡大の一歩
チャンスはいつ来るか分かりません。当研究所の会員様もWEBに掲載していたところ急に関東の大型食品スーパーから注文が来た経緯があります。
家庭用エアコンクリーニングに競合が増えてきたので新規開拓をしよう!
お客様から依頼を受けたのでこのチャンスを逃したくない!
業務用エアコンにはたくさんの形があるのでいつでも対応できるように準備しておこう!
このように「いつでもお客様の依頼に答えられる準備をしていくこと」はとても重要です。店舗ができればその規模に応じて当然のようにエアコンは設置されます。
そしてどの場所でも共通してカビやホコリは蓄積していきます。
これは企業でも同じことです。店舗や施設のエアコンが汚れたり、悪臭がすればプロのエアコンクリーニング業者に依頼します。
エアコンから酸っぱい臭いがするから今年もクリーニングを依頼しよう
利益が出そうだから従業員のためにエアコンクリーニングを依頼しよう
天井のエアコンにカビが生えると見栄えが悪いからお掃除しよう
蔓延した新型コロナウイルスの影響もあり、企業を利用する一般のお客様も衛生面を気にします。
設置された業務用エアコンが真っ黒でカビだらけだと「不潔」と考えるでしょう。
この理由から美観と衛生面を維持しなければ客数が減るので半年に1回はクリーニングをしている業種もあります。
また従業員の健康を考えてエアコンクリーニングをする会社もあるでしょう。
利益が出ている企業なら業務用エアコンを10台、20台とまとめて依頼してくる場合もあります。
色々な形がある業務用エアコン
上記でお伝えした通り、業務用エアコンには市場の変化と数多くのメリットがあります。
業務用エアコン1台あたりの単価は20,000円前後でオプションに応じて金額が加算されるので、1台あたり平均23,000円になることもあります。
50台の注文が来れば1法人だけで100万円を超える売り上げです。さらにチェーン店の場合は連鎖して注文が来るので仕事が楽しくなるでしょう。
業務用エアコンクリーニングを学びたい方は防カビ技研にお任せください!
当研究所は今問題になっているレジオネラ属菌の繁殖を防止する事業を行っています。そのため当店で洗浄技術を学ぶと通常の分解洗浄の他に有害菌への対処方法まで学べます。会員様には専用の薬剤を提供しているので営業に有利なツールとなります。
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業務用エアコンクリーニングと相性抜群の防カビコート技術
業務用エアコンクリーニングを受注すると必ず遭遇するジプトーンボードのカビ問題を特許技術の防カビ技術で対処できます。この技術を学ぶと天井問題をトータルで受注できるので、年間の売り上げが飛躍的に向上します。