壁紙にカビが生える理由とカビ取り業者/病院やスーパーマーケットの天井のカビが生えなくなれば壁紙や木材家具のカビも抑えられますか?防カビ対策
天井のカビ対策と
壁紙や木材家具
(一社)防カビ技研の記事をご覧いただきありがとうございます。
こちらでは病院、介護施設、老人ホームから相談の多い「天井のカビが生えなくなれば壁紙・家具類のカビも抑えられますか?」について解説しています。
木造住宅やマンションでも同様なのでご参考ください。
結論
生えなくなるわけではありませんが、大幅に発生を抑えられます。
さらに昆虫の侵入やカビ臭さの消臭に役立ちます。
天井のカビの危険性
皆さんもご存知のとおり、カビは小さな胞子をたくさん飛ばしてカビ毒を生成するので、呼吸器・皮膚に有害です。
長期的に接触するとアレルギーになるので、アレルギー品目にもカビの名前が掲載されています。(クラドスポリウム/黒カビなど)
とくに青カビ・白カビはお風呂の黒カビよりも大量の胞子を作ります。さらに胞子が小さいのでお子様やお年寄りの方及び免疫力が弱っている方へ悪影響があります。
危険なことはこれだけではありません
皆さんは食物連鎖という言葉をご存知でしょうか。この画像は木製家具の後ろ(背面板)の「糊」を栄養にして育ったカビです。
白カビ・青カビなどが混在しているので、総称して「粉カビ」と呼んでいます。
このカビを三ヶ月間放置した結果、カビを捕食するために大量のチャタテムシが発生しました。
そして何やら黒い粉が落ちていたのですが、これはカビを代謝した「フン」や「カビの死骸」でした。
※以下の動画はカビとチャタテムシ・ダニが移っているので観覧注意。
カビが生えた場所には必ず別の微生物も共存している
カビが繁殖する前の汚れた場所には必ず「細菌」が存在しています。そしてその細菌が代謝したものをカビが捕食すると言われています。
例えばお風呂なら、ピンク色の酵母菌や赤色の細菌が繁殖したあとに黒カビが発生します。(世間では赤カビと言われているもの)
次に黒カビが発生した場所にはダニが集まるので、大量に増殖するとハウスダストアレルギーになる恐れがあります。
次に黒カビを捕食するチャタテムシが大量繁殖してフンをします。そのチャタテムシを捕食するクモ・ゴキブリ・ゲジゲジなどの昆虫が発生します。
すると食品スーパーでは「異物混入」の可能性が増大し、食中毒に繋がる恐れがあります。
よって、カビが大量発生した場所は、カビの危険性と共に他の微生物の脅威があることを忘れてはいけません。
業務用エアコンでは食物連鎖の結果、危険なレジオネラ属菌が繁殖します。このような健康被害があるので健康福祉センター(保健所)では衛生管理の観点から改善を指示しているのです。エアコンについて詳しくはこちら↗
天井が綺麗になれば汚染が減る
カビが天井に生えていると胞子が落下するので、下にある家具、壁紙にカビが生える可能性があります。
特に青カビは木製家具の「糊」「塗料」を栄養にするので、繊維合板やつなぎ目の部分から生えていきます。新品の畳(たたみ)も栄養満点なので青カビだらけになります。
そこでカビが生えにくいプラスチック製家具に交換する方が多いですが、プラスチック類にもカビが生えた場合はひどく危険な状態と判断できます。
しかし天井を清潔にしていればカビの発生が減ることと、落下する異物を防止できるので食物連鎖による健康被害を防止できます。
よって、天井のカビを予防・対策することは、部屋のカビ汚染を回避できる一つの方法ということが分かります。
天井が黒くなっていると美観が悪くなるので気分も悪くなりますから、ボードの交換が必要ない当研究所の防カビ工法で美観を維持するのはいかがでしょうか。
防カビ技研にお任せください
当研究所は病院・食品スーパーの天井に発生するカビ防止対策に特化した社団法人です!天井化粧ボード(ジプトーン等)から天井エアコン(空調設備)まで一括してカビ問題を解決します。
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