風呂釜洗浄剤 湯泡美-YUWAMI- / 業者と市販洗剤の違い及び成分と微生物(細菌や悪臭)について

風呂釜洗浄剤 湯泡美-YUWAMI-
その②

2ページ目では一般洗剤とプロ業者の違いを解説しています。

●目次

■なぜ酸素系漂白剤が一般的なのか

炭酸ナトリウムと過酸化水素の混合物である酸素系漂白剤「過炭酸塩」を入れると、過酸化水素の作用で酸素が発生します。

水中内はアルカリ性に傾き、汚れが酸化されるのでべた付いた汚れが剥がれます。

この作用は洗濯機の「槽洗浄」をするときに使う酸素系漂白剤で作用を確認できます。ひらひらしたカビ汚れが洗濯槽から剥がれて水面に浮くあの作用です。

この優れた性能を持つ過炭酸塩を風呂釜洗浄でも同じように作用させて洗浄するので、店頭には類似する商品がたくさん並んでいます。

※大型入浴施設の循環式配管洗浄でも使われているほど優秀です。

■市販品は作用が弱い

ただし入浴施設の配管洗浄では大量に投入しないといけないので「過炭酸塩」はあまり活躍しません。

コスト削減のために劇物濃度の過酸化水素35%や塩素系薬剤を使うのです。

例えば入浴施設で使われる過酸化水素濃度は水中で3%ほどを維持するように指示がありますが、過炭酸塩は浴槽水に対して1%ほど入れる必要があります。

(ちなみに10kgの水道水に過炭酸塩を1%「100g」入れたときの過酸化水素濃度は0.5%ほどでした)

そして投入してから60~120分は放置する必要があります。つまり家庭用では量が少ないので何個も風呂釜洗浄剤が必要です。

■大切な作用を無駄にしている

さらにプロ業者はA剤、B剤、C剤と1つずつ作用させて汚れや菌を取り除きます。

しかし残念ながら市販品は「簡単さ」が必要なのですべてが1つに混ぜられているのです。※売れている理由でもあるでしょう。

例として過炭酸塩は界面活性剤とあまり相性が良くありません。

この2つを使うと泡が大量発生するので見た目は効いているように感じますが、泡の中身は空気であり薬剤が入っているわけではありません。

過炭酸塩が界面活性剤に反応して、剥離作用がある大切な泡が無駄な泡に変わってしまうのです。

よってプロはA剤、B剤、C剤を正しく作用させながら投入していきます。

中途半端なことをすると1ページに記載のとおり、「弱い消毒剤で何度も攻撃された菌は自身を守るために分厚い生物膜を作る」に該当してしまいます。

※泡スプレーや食器洗剤も「泡」が出る方が売れるので、メーカーはモコモコした泡を宣伝します。しかし泡の中身は空気です。洗剤メーカーは泡が立たない方が濃度を維持できること知っていますが、売れなくなるので仕方なく泡を大量に立たせています。ただし泡が効率的に作用する場所もあります。

■数種類の薬剤と頑固な菌

先述のとおり市販品は「過炭酸ナトリウム」を主成分として作られていますが、菌類は弱い消毒剤で何度も攻撃されると耐性化して強くなります。

例えば水虫菌は中途半端な薬剤を塗布されると奥に逃げます。カビは取り残してしまうと別の場所に発生します。

農家では同じ薬剤を作り返し使っていると、その農薬に耐性を持つ菌が出てくるので薬剤をあるサイクルで使い分けています。

浴槽水内では、常に次亜塩素酸ナトリウムや入浴剤の攻撃を受けているので薬剤に負けないよう強くなります。

その強くなった菌の生物膜に「過炭酸塩を主成分にした洗剤」を少量投入しても、軽い汚れが取れているだけで生物膜が残っている可能性があるのです。

(生物膜は指で触るとヌルヌルしていて、よく浴室の床面に発生します。このヌルヌルが手の届かない給湯器のポンプや弁に溜まっています)

またお風呂の配管には過炭酸塩の苦手な水垢や金属石鹸などの汚れがあり、その裏に菌類が隠れているため酸性洗浄剤も使う必要があります。

よってプロはアルカリ性洗浄剤、活性剤、酸性洗浄剤、殺菌剤など数種類の薬剤を組み合わせて洗浄しています。※最低3つは必要です。

そして菌の取り残しがないように一撃で除去しているのです。

■特に賃貸物件の場合は注意

追い焚き口から配管までの間に水が滞留する場所があり、そこに雑菌やべた付き汚れが蓄積します。

その人間の手が届かない場所で生物膜を作り、薬品から身を守ろうとします。

この特性から「長期間配管洗浄をしていない場所」はベタ付き汚れの下に耐性化した菌類が潜んでいる場合があります。

例えば賃貸物件で空室期間が長かった場合、給湯器の追い焚き配管内には水が残っているので雑菌が増殖している恐れがあります。

(少しの水でも異常繁殖します)

または一軒家で浴槽から給湯器まで距離があると、配管面積も増えるので注意が必要です。

配管面積の広いものの共通機種として、自然冷媒ヒートポンプ給湯器、ジェットバスも配管面積が多いので生物膜が発生している危険性があります。

そこに1ページ記載の濃度が弱い洗浄剤を投入しても、汚れを取るのに精一杯で耐性化している生物膜が残ってしまいます。

生物膜が残っているとお湯がすぐに臭くなる特長があるので注意しましょう。

結果、引越や数ヶ月間「おいだき」を使ってないときは、1年に1回ほどプロの業者に「風呂釜洗浄」を依頼した方が賢明です。

プロに洗浄してもらったあと、定期的に市販洗剤を使いましょう。

では次に業者の選び方です。

■風呂釜洗浄業者を選ぶときのポイント

どの技術を使った風呂釜洗浄なのか分からない業者または2薬品しか使わない業者には注意が必要。

●アルカリ性に頼り過ぎた洗浄方法

YouTubeなどで公開されている洗浄方法は過炭酸ナトリウム混合物とその他薬剤を入れ込み、水中内でpH10.0~10.5ほどのアルカリ性を作ります。

追い焚きボタンを押しながら、そこに酸性洗剤を入れ込んで急激に発泡させながら汚れを剥離します。

しかし給湯器が小型化してから熱効率が向上したので「おいだき」を押すと10分ほどで温かくなります。

※現代の給湯器内部は2000℃以上になり熱効率も良い機種が多いです。

そこに酸性中和剤を入れると軽い汚れを取る前に中和されて中性よりになるので、べた付いた汚れへの洗浄効果が下がります。

●洗濯機のカビ取りから考える

洗濯機を例にすると市販品の説明には、洗濯槽に過炭酸ナトリウム混合物を入れて約2時間放置すると記載があります。

その後、「すすぎ」をするとヒラヒラしたカビ汚れが出てきます。

60分から120分放置しなければ汚れが剥離できないのに、風呂釜洗浄のときは放置時間を無視して酸性中和剤を投入しています。

繰り返しとなりますが、放置された菌類は頑固な生物膜を作っていてアルカリ性に強いことと、過炭酸塩では取れない汚れがあります。

また過炭酸塩は温度が上昇していくと、急激に酸素が発生して本来の剥離作用を失ってしまうのでゆっくりと温度を上昇させる必要があります。

しかし追い焚き循環を長くするために「おいだきボタン」を何度も押すと高熱を感知してエラーが発生します。

十分に希釈されてない過炭酸塩を追い焚き口に直接入れ込むと、後日酸化した金属が水中に溶けて浴槽の縁が変色します。

よって風呂釜洗浄は「数種類の薬剤と頑固な菌」で説明しているとおり、最低3つの薬剤が必要ですが、2つしか使用しない業者には注意してください。

YouTubeで学び、通販サイトで購入している可能性があります。

■業者の風呂釜洗浄技術

前のページでも説明していますが、入浴施設の配管洗浄技術を参考にして作られたものが「風呂釜洗浄」です。

しかし現在の出回っている技術は入浴施設の「教訓」を無視して作られたやり方が多いので注意が必要です。

●薬剤を入れる順番がおかしい

入浴施設の教訓は「生物膜を正しく除去すること」です。この生物膜が残っていると危険な菌が発生する恐れがあります。しかし今の技術は「汚れ」のみに集中している技術が多いので注意が必要です。※温泉水の洗浄方法をご家庭の浴槽で使っている業者もいます。

●かたい配管ブラシを使う

約25年間で様々な試みがありましたが配管内をブラシで研磨する方法もありました。汚れは取れますが細かな傷ができて、そこに菌類が住み着き配管すべてを交換する状態になりました。(デリケートな部分を擦ってしまったため)

ご家庭ではまな板の包丁跡に沿って黒くカビが生える現象に似ています。

1~3年ほどは影響がありません。しかし5年以上経過すると水道水中の次亜塩素酸ナトリウムにより傷つきから酸化して徐々にその研磨による影響が出てきます。

●オゾンによる消毒

オゾンは強い酸化力で菌類を除去しますが持続性がなく割高で、濃度によっては人体に有害なのでご家庭では使えません。

●化学反応で変色した泡を発生させる

後述しますが銅イオンと反応すると、洗浄中に水が青、緑、茶色などの色へ変化して発泡します。色のついた泡は喫水線に留まり、数十分間放置されると着色してしまいます。

特にホーロー、大理石、木材の場合はこの着色が取れないことがあるので、外見が大きく損なわれてしまうのです。

このように様々な技術がありますが、この技術はすでに大型入浴施設が失敗を繰り返しているのです。

変わった技術ではなく王道が一番いいという結果なので、風呂釜洗浄業者を選ぶ場合は「王道の技術を使っている会社」にしましょう。

■王道の業者を探す

王道の洗浄技術とは給湯器を必要以上に分解せず、3品以上の薬品による洗浄・除菌作用でお掃除する方法です。

市販品より強力で入浴施設の劇物薬品よりも優しい位置づけであり、必要以上の分解をしないので故障が少なく、デリケートな配管内を洗浄できます。

google検索やハウスクリーニング系マッチングサイトを見ると、どこかの技術に加盟していることが多いと感じます。

よってまずはその店がどの技術を提供している場所に加盟しているのかを調べましょう。または薬剤を3つ以上使っている場所も信頼できます。

当研究所の場合は風呂釜洗浄剤湯泡美の商品画像を使っている業者が加盟店です。

次のページでは風呂釜洗浄剤湯泡美について解説しています。